特定非営利活動法人MISO

特定非営利活動法人MISO

What is MISO?

MISOとは?

MISOは東日本大震災により被害を受けた在日外国人が勤務する教育機関各所の復旧支援活動を行なう為に設立された団体です。実質的な復旧支援活動だけではなくその後の心のケアなども含め地域社会復興に向けた幅広いテーマを掲げ、宮城県が震災以前よりも更に魅力的な地となる事を目的としています。また、MISOが架け橋となり、在日外国人や海外へ向けて情報発信や支援活動を行ないます。

設立に至るまでの経過

平成23年3月11日、マグニチュード9.0という予想だにしない大地震が発生し、東日本太平洋沿岸部を始め日本は未曾有の大震災に見舞われました。この震災により多くの人が大切な人、家、仕事を失い、私たち在日外国人が勤務する数百に上る教育機関にも甚大な被害を及ぼしました。状況下で、東日本大震災発生以降も個々で避難所慰問や被災地域の復旧活動を行っていた国際教育者が集まり、賛同者を加えた12名によって、これら全ての活動を支援するべく同年5月にMiyagi International Support Organisation(MISO)を設立するに至りました。さらに同年10月には特定非営利活動法人として宮城県に認証されております。

活動目的

MISOのメンバーは何れも宮城にゆかりのある、宮城を愛してやまない人たちの集まりです。私たちはこの震災による被害を受けた在日外国人が勤務する教育機関各所の復旧活動に始まり、地域社会復興へ向けての支援活動、また在日外国人へ向けての情報発信を通して、宮城が震災以前よりも更に魅力溢れる地となるよう支援していく事を目的としています。
昨今、MISOは宮城県内の子ども達の視野を広げることに焦点を当て、当団体が運営する英会話スクールにて、より質の高い、楽しい英語教育を提供すことに力を入れています。(http://www.carleikaiwaschool.com/参照)
他にも、ハロウィンやスプリングキャンプ、サマーキャンプ、芋煮ジャンボリー等、多国籍文化のイベントを通じて異文化交流も行っております。宮城県内の様々な教育機関、盲学校などへボランティア講師を送り、クリスマスパーティーを共に楽しんだりと、希望溢れる輝く未来をサポートします。

理事紹介

理事松崎 倫子

理事ジュリアン・カール・クロッカー

理事アダム・ジェンキンソン

理事大木 俊則

理事長屋 俊一

PROJECTS

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Halloween Party


NPO MISO毎年恒例のハロウィン・パーティーには、宮城県各地から多年齢層の子ども達100名程が仮装して集まり、恐ろしくも楽しい時間を過ごします。行われるのは、ハロウィンクラフトやマミーに変身ゲーム、スケルトン組み立てゲーム等のアクティビティなど。ホーンテッドハウスにも入れます。子ども達は外国人スタッフとトリックオアトリートにまわってキャンディーを貰い、「ベスト・コスチューム」に選ばれた人にはプライズもご用意しています。みんなのコスチュームは、かわいいお姫様から怖いお化けまで様々。特にスタッフのコスチュームはひと際怖い!!

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Imoni Jamboree(芋煮会)


NPO MISO、毎年恒例行事である本イベントは、加瀬沼にある公園に200名程の親子が集まり、秋晴れの下に行う異文化交流です。宮城県各地からたくさんの家族が集まり、6〜8カ国籍の仲間を含む16人程のスタッフが参加します。会の中では、クリケットやアメリカンフットボールのような外国生まれのスポーツ、エッグ&スプーンレース、サックレース、二人三脚、ウォーターバルーントス等の伝統的なイギリスの体育祭アクティビティもお楽しみ頂けます。体を存分に動かした後は、贅沢にも3種類の東北の伝統行事食である芋煮に舌鼓を打ちます。芋煮の種類は、山形の伝統芋煮である醤油味の芋煮、宮城伝統みそ芋煮、ロシア原産のトマトとビーツベースのスープ、ボルシチの3種類!!

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Summer Camp


毎年夏、MISOは40〜50人の子ども達をサマーキャンプへお連れします。これまでに訪れた人気の場所には、利府グランディ21所在のリフレッシュプラザ、やくらいコテージ、松山にあるB&Gセンターがあります。通常、キャンプのテーマはワールドスポーツとゲームで、屋内競技であるカーリング、ペタンクをはじめ、ラクロスやパークゴルフも行ってきました。グランディ21では、過去にワールドカップの会場としても使われた宮城スタジアム(現ひとめぼれスタジアム宮城)でミニサッカーワールドカップも開催しました。B&Gセンターでは、キャンプファイヤーやカレー作りを楽しみ、就寝前には、子ども達は各国のボードゲームで遊びます。やくらいコテージでは消灯前に温泉を満喫することも出来ます。

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Spring Camp


ここ数年、NPO MISOは、ブリティッシュ・ヒルズにたくさんの子どもたちを引率しました 。ブリティッシュ・ヒルズとは、福島県の山の中にある小さなイギリス村で、子ども達はパスポートなしでイギリスの食事や文化を実感することができます。また、マナーハウスの見学や、イースタークラフト、英国式テーブルマナーを学ぶことが出来ます。そしてNPO MISOの多国籍スタッフが引率することにより、子ども達にとってより英語を実践で使う環境をサポートしています。子ども達はハリー・ポッタースタイルのローブを纏い、魔法と魔法使いの学校ホグワーツのイメージを連想させる食堂で英国料理を楽しむことができます。

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MISO X SANTA

クリスマスは「喜びの季節」であり、また「与える時」であることから、MISOは早くからMr.サンタクロースに連絡を取り、宮城のこどもたちを喜ばせるべく特別な共同プロジェクトを行うことを決めました。寄付して頂いたプレゼントやカードをたくさん抱え、MISOのルドルフに案内されたサンタクロースが以下の学校を訪れました。たくさんの子供たちの最高の笑顔で歓迎を受けたサンタクロースとルドルフはとっても心があたたかくなりました。

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仙台市PTAフェスティバルへの物品提供


11月6日(日)、仙台市民広場、勾当台公園において「仙台市PTA復興応援フェスティバル」が開催されました。幸町中学校PTAの皆さまが提供するおもちゃくじやスーパーボールのブースに、MISOが物品提供を行いました。当日はあいにくの雨模様のなか、延べ500名もの子供たちがゲームに参加。子供たちの笑顔をみて、着実にすすむ仙台の復興を垣間見ることができました。今後もこのようなイベントに積極的に参加し、宮城県の復興に力を添えたいと思います。

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小さな手、大きな力


かもちんこと、加茂キャプテンは独特のパフォーマンスで毎週末仙台中に笑いと笑顔を届けるおやこ向けパフォーマンスグループ「そらとぶクレヨン」(略してそらクレ)のメンバーの一人で、その名の通りグループのキャプテン的存在。現役の保育士でどちらかと言うとキャプテンよりも「加茂先生」の名前の方がしっくりくると言う人も多いはず。そんな彼らのパフォーマンスに感銘を受けたMISOのジュリアンは小さな手、大きな力の話を持ちかけ、快く受け入れてくれたそらクレのメンバーと供にプロジェクトはスタートしました。このプロジェクトはカール英会話プリスクールの園児たちが、MISOのジュリアンと加茂先生が進めるプロジェクトに参加した事が背景にあります。6月6日、園児たちの小さな愛らしい手形で作られたポスターと、そらとぶクレヨンによる「小さな手」のCDを宮城県内で被災した方々へ向けて送りました。ここには、一人ではないよ、あきらめないで、というメッセージが込められています。今現在、MISOはこの応援の気持ちを以下の場所に手渡しで届けています。
ろりぽっぷ保育園
八幡花園幼稚園
亘理町立逢隈小学校
亘理町立荒浜小学校
亘理町立亘理小学校
亘理町立長瀞小学校
デイサービス・おおくま荘

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相互支援、相互協力、相互理解を促進する事業


慰問活動① 多賀城避難所訪問
5月22日、MISOは多賀城市国際交流協会の協力の下、市内三ヶ所にある避難所を訪問しました。山王公民館、多賀城文化センター、多賀城体育館を訪れた十数名のMISOメンバーは、スリランカ出身イノーカからのセイロン茶を避難所で生活する方々に振舞う中、様々なパフォーマンスを披露。イノーカとモンゴル出身のイリナ、そしてイギリスのコーンウェル出身のジュリアンは民族衣装で登場し会場を盛り上げました。パフォーマンスはイリナのモンゴル民謡、イノーカのインド舞踊、ウクライナ出身のスラヴィックとヘレンによる琴の演奏、そしてドイツと日本の融合!マークとレオによる漫才形式のドイツクイズなど見所満載なものとなりました。この日200名を超える避難者の方々にほんのひと時の安らぎを提供出来たことと、僅かながら希望を見出す手助けが出来たのは、多賀城市国際交流協会の皆様を始めご協力いただいた方全員のお力があってこそと、心より感謝しております。

慰問活動② 八幡花園幼稚園訪問
7月11日、MISOの4人のメンバーは多賀城市にある八幡花園幼稚園を訪門しました。幼稚園は一階が津波で浸水、中には4ヶ月以上も避難所での生活を余儀なくされている園児が多数おります。眩いばかりの笑顔に満ち溢れた園児たちに迎え入れられたMISOメンバーたちは英語の童謡や紙芝居、インド舞踊などで楽しい時間を共にしました。訪問の最後にはメンバーがそれぞれのクラスを訪れプレゼントを渡しました。このプレゼントは福岡インターナショナルスクールから提供されたもので、MISOメンバーのユキクロによって英字新聞を利用した丁寧な包装を施され園児たちの手へ渡りました。

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英語教育と各種支援事業


<亘理町内小学校英語活動回復計画>
仙台から南へ約40km離れた沿岸部に位置する亘理町は3月11日に発生した大地震と津波により甚大な被害を受けました。町内六校ある小学校のうち特に二校の被害は大きく、全く先が見通せない状況に陥りました。生徒達は近隣の学校への通学を余儀なくされ、同時に町内全ての小学校における英語活動を2011年9月まで延期されることが決定しました。折りしも今年度は小学5、6年生の本格的英語活動が開始される年にあたり、この状況を重く受け止めたMISOは亘理町内小学校における英語活動回復プロジェクトを企画、6月13日から7月15日の間町内で授業が行なわれている四校へ講師二名を配置しました。この企画は生徒や先生方に歓迎を受け、生徒達は再び外国人講師との交流が出来た事や英語を話す機会を持てた事に大きな喜びを表していました。未だ多くの子どもたちが避難所や仮設住宅で生活し日々様々な問題に直面しています。今後も継続的に小学校英語活動必修化実現の為回復計画に全力を尽くし、子どもたちに以前のような笑顔を取り戻せるよう活動を行っていきたいと思っています。

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復旧支援事業


<カール英会話こども園補修>
仙台市若林区に位地するカール英会話こども園(以下、CEK)は東日本大震災により、人的被害は無かったものの、建物が大きく損壊しそのままでは保育を続けるのが難しい状況に陥りました。日本で起こった悲劇を知ったエドワード・グドゥラは自身が勤めるホッカリル・アングロヨーロピアン大学にて日本災害基金を即座に設立、CEKの子どもたちが一日でも早く日常を取り戻せるよう寄付金を募りました。アングロ大学のPTA、そして多くの賛同者からの募金を受けて、CEKは外窓、壁、天井、トイレなど保育上支障となる多箇所に渡る損壊を全て補修することが出来ました。日本から遠く離れた国のからのご支援を受け、CEK2010年度卒園児は3月26日当初の予定通り無事園を巣立つことが出来ました。現在も支援者の皆様からの温かい支援は止まることなくMISOに届いています。CEKの補修が終わった今、MISOはこのたくさんのご好意を宮城県内で被災した他の教育機関建て直しに役立てています。

ACCESS

illust_miso

特定非営利活動法人
Miyagi International Support Organisation (NPO法人MISO)
〒985-0031 宮城県塩釜市石堂3-14
Email address:npomiso@carleikaiwaschool.com
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